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富士を描いた画家と絵画(順不同)

富士北麓−瑞穂通信では富士山周辺を描いた絵画と作者を紹介しています。富士山は昔から現在まで多くの芸術家によって表現されていますが、ここでは特に今の人々が昔を語ることができる絵画などを中心にご紹介します。

取り上げている画家(リンクはページ内)川瀬巴水、萩原英雄、定方塊石百鬼丸前田康成

川瀬 巴水 東京生まれ1883年−1957年 日本全国の風景を描いているが、富士山周辺からの富士もたくさん描いている。巴水の版画には描かれた当時の生活シーンが含まれていて、当時を想う貴重な映像となっている。左の「吉田の雪晴」(1944年)は富士吉田市の新倉からのものだと思うが、ほぼ同じ構図の写真が当時撮影されており、この版画がデフォルメの少ない写実画だと理解できる。→新倉の今昔
富士北麓−瑞穂通信では富士山周辺から富士を描いた巴水作品を紹介する。
萩原 英雄 甲府市生まれ1913年−2007年 抽象木版画で知られる萩原作品の抽象画は私には良さが分からないが、晩年に製作された「富士シリーズ」は落ち着いた色合いとデザインで富士を良く表現している。「三十六富士」は葛飾北斎の富嶽三十六景を現在に再現したものだと思うが、「拾遺(こぼれ)富士」、「大富士」と独自の視点で描かれた富士は見て飽きない。(左は「拾遺(こぼれ)富士」の一つ「暮れなずむ」)
富士北麓−瑞穂通信では「拾遺(こぼれ)富士」を紹介している。
 
定方 塊石 1882年−1966年岡山生まれ 京都に住み東京に住んだ昭和5年頃まで「塊石」として富士山を良く描いたものが市場に出回っている。左の「河口村の富士」はその中の一つで、この絵を見た河口湖の知人が、描かれた場所を知っていて、絵の中の家がどこか分かると教えてくれました。塊石の絵も、写実画で、描かれた当時(明治晩年)を良く伝えてくれる貴重な絵です。
富士北麓−瑞穂通信では、定方 塊石の人と絵を紹介します。
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百鬼丸 1951年山梨県富士吉田市生まれ。切り絵作家1980年文春文庫 早乙女貢著「おけい」の書籍カバーを担当。以来2008年までに700冊余のブックカバー、表紙画を作成。切り絵作家としブックカバー画作成数は日本一。朝日新聞夕刊連載小説 白石一郎著「異人館」、週刊新潮 安部龍太郎著「日本史・血の年表」など多数の連載小説挿絵担当。宇治市役所、富士吉田市立病院、山梨県立吉田高校などの陶壁画作成。2007年風林火山博公式イラストレーター就任。切り絵作家として個展も開催。切り絵芸人として新分野を模索する奇才の人。
前田 康成 1950年山梨県富士吉田市生まれ。アニメ作家。1969年虫プロ入社、1976年愛企画・テレビシリーズ「まんが日本昔ばなし」演出・作画開始、以降16年余りで100作以上を作成。1985年同テレビシリーズ10周年記念・劇場用長編「ごんぎつね」監督。その他学研・大阪映画「白い馬(馬頭琴)」監督、東映教育「世界一美しい ぼくの村」「ぼくの村にサーカスがきた」監督、東映教育「ひびけ和だいこ」監督。「ふじごこふるさとむかしばなし」、勝山村「ふるさとの史話」、富士河口湖町いやしの里・大型紙しばい「ふう爺さん」など地元に関する作品も多数製作している。画風からいやしの画家と呼ぶ人もいる。影絵の森美術館に常設展示されている。
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