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昭和が漂う

富士吉田市下吉田の街を歩こう

富士北麓は富士山の登山口として栄えた吉田の町として有名だが、最近は昭和レトロの雰囲気を持っている街としても脚光をあびている。少し古くなるが2006年1月公開された内村光良監督作映画ピーナッツの舞台となったのは富士吉田市下吉田の西裏通りや富士急行線下吉田駅だが、昭和の雰囲気がかもし出される町並みが気に入られたのだろうか。ちなみに、今年2008年も9月14日〜21日「昭和まちめぐり週間」と銘打ち各種イベントが開催されている。その企画によると下吉田駅をスタートし小室浅間神社→旧下吉田役場→月江寺→旧角田医院→子の神社→まつや茶房→月の江書店→ユースホステル→旧山一酒店→カフェ月光→中村会館と歩くとちょうど3776歩で富士山頂に到達した気分になるような設定になっている。期間中は色々な展示やセミナーが開催されている。また、近年恒例となった「「まち」がミュージアム」も同時期開催されている。
メインの街は全国の駅前商店街同様シャッターが閉まったままの店が多いが、そんな中でも街を活性化させ、昔のにぎやかな街を呼び戻そうと残っている店主やおかみさんが通年を通して色々企画し、町興しをしている。その最も大きな企画が「昭和まちめぐり」となって結実している点がたのもしい。また、車社会にあって、街を歩いて楽しむのも新鮮な刺激と、新発見につながり仲間作りになっていると考えられる。
例えば新発見は、旧山一酒店の看板や旧角田医院の建物だ。
旧山一酒店の看板は清酒「白雪」「キンシ正宗」「剣菱」の文字が浮いたように作られたもので、見るからに時代を感じさせるものだ。まだ、地方の駅前の店などには残っているところもあると思うが、殆どはペンキ絵の看板で、このような立体文字のものは少なくなっている。(下の写真)
旧角田医院の建物は、お寺の伽藍のようなつくりの屋根がみごとで、今ではこのような建物を近くで見ることはできない貴重なものと思える。
しかし、日常的には車で前を通過すると、気にも留めないもので、歩いて初めて目に留まるものだ。
上の企画による通路は脇道のようなところもあるので地図に落としきれていないが、およそ下の赤矢印の通りだ。
月江寺駅からでも近いので、秋晴れの日を狙って歩いてみてはいかがだろうか。
あなたの新発見があるかもしれない。
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