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北富士演習場 炎上
    2007.4.29  
2007年4月29日快晴で雲ひとつないはずの富士北麓、山中湖や忍野村に来た観光客は戸惑ったことでしょう。富士山は雲って見えず、車の中には煙が入ってきたのではないでしょうか。
上空から見ると(左上から2枚目)まるで側火山が噴火したように、もくもくと煙が立ち昇っています。ほとんど風がなく、やや西風に乗って煙は風下の山中、忍野方面にたまっています。この上空からの写真は午前10時半頃です。この後煙は富士吉田市に向ってきました。前日28日は春の嵐のように突風と雨でした。富士急ハイランドのフジヤマが向かい風で失速するほどでした。それ程でなくても、もう少し風が欲しいところでした。もっとも、風の中で数年前、火入れに行った人が死亡する事故も起きているので、多少煙いのは我慢するしかないのでしょうか。
火入れは地元の入会権益を主張する行動です。見返りに莫大な補償金が入ってくるのですから、煙いとか汚れるなんてことは目をつむるしかないのでしょう。
当日は山梨県知事はじめ行政のトップから各関係団体の役員、職員総動員の一大行事として取り組まれました。

演習場があるおかげで、こんなに膨大なススキの原野が残っているのだと考えると自衛隊さまさまです。

火入れが終わった30日は何事もなかっかのように快晴が続いて、初夏の陽気になりました。ギボシやワラビなど草花が目を出し、花の原野を演出してくれるのももうすぐです。演習のない日曜日は誰でも入れるススキの原野です。たまに、不発弾も見つかる原野ですが、未舗装の道路を砂埃を上げながら走れるところなんて、今時ここしかないかも知れませんね。
炎上する北富士演習場(現地で)
炎上する北富士演習場(上空から)
左:火をつける関係者         上中:入会権を主張して集まった組合員     上右:静かに見守る富士山
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