富士みずほ通信 今月の表紙目次-マル得情報写真館絵画館登山周遊温泉歳時記今昔
歴史と自然野鳥山野草木-なんでも館吉田うどんクイズ富士山検定考ショッピング(広告)

情報源過去総目次リンクご挨拶メールプライバシーポリシー

 2012年9月 野草のきれいな季節になりました

  
9月上旬富士五湖高原の野草たち
【JTB】甲信越地方のおすすめ旅館・ホテル
A 新しい職場は勝山道の駅の近く、庭のはずれに咲いたコンフリーの花に蝶が来ます(勝山 9/7)
9月に入りました。
12日には富士山で初冠雪がありました。
なんとなく、その日から気候がグーッと変わった気がします。ここでは近くの野草を紹介します。

A コンフリー

雑草?なので野草辞典を調べたが出ていない。富士吉田の庭に毎年刈っても刈っても出てきて、しぶとい野草だと思っていたら、この草も明治頃食用や薬用として輸入されたようです。今は毒性があるので食用禁止とか、そう言えば、コンフリーの葉をてんぷらにして食べた記憶がよみがえってきました。どうりで野草辞典に出ていない訳です。
写真の蝶はイチモンジセセリです。


コスモス

B 山口百恵の歌にコスモスと言う歌があった気がしますが
かわいらしい女性をイメージする可憐な花ですね。
秋の代名詞のような花です。
やや逆光で撮ると、花弁が透けて、よりきれいに見えます。
調べてみると、この花も明治時代に外国からは入ってきた花なんですね。昔からあったような気がする花のように、定着してますね。



C コスモスにはピンクの他に白や赤など色々な種類があります。左の赤はややビロード色のような濃い赤です。

鳴沢村でも畑の隅などにまとまって咲いてますが、確かに園芸種のようで、野草ではなさそうです。


C キクイモ

この花も目立ちますね。最近見かけたキクイモは2m以上ありそうでした。晩夏の花で紹介しましたが鳴沢では、まだ咲いています。この花も外来種だそうです。











D ヤイトバナ(ヘクソカズラ、サオトメカズラ)

道端に咲いているきれいな花で、なんて言う花かなーと思っていました。調べると、「ヘクソカズラ」だそうで、変な名前でした。野草図鑑によると葉の臭いがそんな臭いだからそうです。辞書にはサオトメカズラと言う別名もありました。これはまた美しい名前です。
可憐な花ですね。色々な別名があるのでヤイトバナという名前で紹介します。







E 稲穂

花ではなく実です。日本人の主食ですが、稲穂は黄金色の花に見えますね。セシウムが心配な地域もありますが、ここでは全く問題ないでしょう。
それにしてもセシウムをばらまいた人は回収して欲しいですね。ばらまかれた人が安全対策(除染など)しなければならないなんておかしいですね。








F ネコジャラシ

ネコのしっぽの感触ですね。
名前からするとネコをかまう時に使うところから名前が付けられたような気がします。昔はこれを手で握って、はぐはぐすると外に出てくるので面白がって遊んだ記憶があります。


B  コスモス
B コスモス
C キクイモ 
 ↑ページトップへ    D ヤイトバナ
E 稲穂
F ネコジャラシ
G オオイヌタデ

昔、女の子がおままごとでご飯の代わりに使っていたと聞いたことがあります。
単なる「イヌタデ」はもう少し花の部分が短いと思います。












H ツユクサ

ツユクサは早朝咲いて、昼には消えてしまうそうです。
そう言われてみると夕方に左のようなツユクサを見たことがなかったような、どうだったかあいまいです。
朝露のような花なんでしょうか。
それにしても青と黄色のコントラストはきれいですね。
好きな花の一つです。











 I ナンブアザミ

なんとなくノアザミだと思っていました。
図鑑を見ると咲く季節が違っていました。
そこで、良く見ると花の下の総苞が反り返っていました。
図鑑で近いのはナンブアザミでしたので、ここではナンブアザミとしました。
野草をアップするときに、名前を特定するのが大変時間がかかりますね。
私のホームページで野草のページが少ないのはその辺を敬遠しているのかもしれません。








J ススキ

秋の七草の一つ。それより月見団子に添える花として親しまれていますね。
でも、家の周りではやっかいな野草として敬遠されています。人間がちょっと手を入れないとすぐに侵入してくるたくましい野草ですね。











K センニンソウ

雑草なんですがきれいな花です。
今回名前を調べたら「センニンソウ」だそうです。家の前の手入れをしていない藪から蔓が伸びて、このきれいな花が咲いています。採ってきて玄関に飾りたいような趣のある花です。
山野草は花瓶に飾っても、花がすぐ散ってしまうのが多く、残念ですね。この花はどうでしょうか。こんど試してみたいと思います。
サラシナショウマを玄関に飾って、後始末が大変でした。
毎日手入れをすればいいんでしょうけどね。









L ツリフネソウ


形は食虫植物のような形ですね。植物図鑑によると花の中には白い部分があり、明るくなっていて、蜂などが明るい方に入って行くと奥の蜜にありつける構造になっているそうです。
大自然のなせる技なのでしょうね。
なんとなく暗い場所を好んで群生しています。









M キツリフネ


ツリフネソウとそっくりな形だが花全体が黄色いのでキツリフネだそうです。ツリフネソウは、つりさげた船の形に見えるのでツリフネソウと呼ぶそうです。こちらは黄色いのでキツリフネ。
なんとも安直な命名ですが分かりやすい名前ですね。










N ミズヒキ


お祝いの贈答品などを結ぶ白と赤の水引に似ていることからミズヒキと呼ばれているそうです。見るイメージと違って写真は撮りにくい花です。マクロレンズが欲しくなる花です。
鳴沢の我が家では知らないうちに増えている雑草のようにたくましい野草です。
雑草?どこから雑草で、雑草でない花ってふっと疑問になりました。


追)この記事をアップした後で本棚を覗いていたら岩瀬徹氏の「野草・雑草ウォッチング」(講談社1999年)を見つけた。雑草を真正面から取り上げた本で、私の疑問を解いてくれた。興味ある方は図書館などで読んでみて下さい。ネットでもすぐに解は出ますが、たまには本も良いものです。
↑ページトップへ    G オオイヌタデ
H ツユクサ
I ナンブアザミとイチモンジセセリ
↑ページトップへ       J ススキ
K センニンソウ
L ツリフネソウ
M キフリツネ
N ミズヒキ
↑頁トップへ        富士北麓−瑞穂通信=富士みずほ通信 http://www.fjsan.net