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2003年5月富士北麓の可憐な花たち
チゴユリ(左上の写真)は地面から10cm程度の高さなのに花は下を向いて咲いている。全く自己主張がない、それでいて気になるのはあまりにも可憐だからだろうか。

去年咲いていた場所を今年も期待したが、今年は別の場所に咲いていた。しかし、今年の場所も、去年の場所も少し薄暗く、ややじめじめした場所だった。

鳴沢の林の中を通る道は晴れても陽光が射す時間が短く、湿気が高い。その環境がこの花には最適なのだろう。

洗濯物が乾かなくってこまる家内の顔が目に浮かんでくる。

上から2枚目と3枚目はアマドコロだ。これはチゴユリほど小さくないがそれでも30cm程度の高さだ。(山と渓谷社「日本の野草」によると30cmから80cmにもなるそうです)しかも、上から覗き込むと葉が邪魔をして花が見えない。チゴユリと同じように地面に顔をつけるように覗き込むと提灯をぶら下げたようにいくつもの花が垂れ下がっている。今年の写真は5月上旬だったので、花数が少ないが、昨年はたくさんの花がぶら下がっていた。これもチゴユリと同様日陰のじめじめしたところに咲いている。可憐で愛でたくなる花だ。

これらに比べるとやたらに派手で自己主張が強く、まさに雑草としている花が下のキケマンとムラサキケマンだ。タツノオトシゴかラッパの先か面白い形の花がたくさんついて群生している。こちらは太陽の当たる場所にも多いのですぐ目につく。色は全く違うがよく似ている。親戚の花かも知れない。6月は5月以上に草花が楽しめる月だ。花を追いかけて忙しい月になりそうだ。

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