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2001年12月の富士2
富士山は面白いものです。
笠曇が見たいなーと思う時には
笠曇をなかなか連れてきません。
どうでもいいやと関心の無い時
非常に気まぐれに笠曇を連れてきます。
ところが一瞬目を離すと、違う笠曇が来ているのです。
また一瞬目を離すと、ろうそくの消えた時にちょっと上がる
煙のようなチョロっとした雲に変わってしまいます。
それっきり、笠曇はおろか
雲一つない真っ青な空を従えた富士になってしまうのです。
ブー、折角笠曇が出たのに
サービス精神のない富士だこと
こんな時、富士に不満を感じます
でも、昼時になると、富士は雪炎を上げて楽しませてくれます。
雪炎が上がる頃、良く長い尾を引く旗のような雲が表れます。
時には空いっぱいふわふわした綿菓子のような雲を連れてくることもあります。
この雲に西陽があたり、富士が朱色に染まる時
そこにはやさしい母のような富士を感じます。
富士は毎日毎日見る楽しみを与えてくれます。
明日を楽しみにする気持ちが大きなプレゼントです。
富士は本当に面白いものであります。
(上:小さな笠曇、河口湖から)
(上:段々になった小さな笠曇、河口湖から)
(上:周り中を取り囲む雲、手前は富士急ハイランド、中央高速バスから)
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