昔、山上憶良が詠んだ詩に
「秋の七種」があります。
「秋の野に先たる花を指折り
かき藪ふれば七種の花
萩の花尾花葛花なでしこの花
女郎花また藤袴朝顔の花」
話には聞いていましたが、実際しみじみと
見たことはありませんでした。
そこで、今回この七草を観察しました。
「萩の花」は富士山麓にも良く見かけます。
「尾花」はどんな花かと思ったら「すすき」のことだそうです。
「葛花」はうちわのように大きな葉っぱのつるで、高速道路の側道などに見られます。
「なでしこの花」は北富士演習場などの草原に咲いています。
「藤袴」は富士北麓では見られないそうです。 |