山下としおニュース326号
2023年7月30日

前号に引き続き、６月議会で私が行った一般質問の要旨をご紹介します。

一般質問②

外国人観光客のマナー対策の充実を

山下

外国人観光客の受け入れが本格的に再開され、海外のお客さんが増えていることは喜ばしいことです。
一方で、河口湖駅周辺はじめ、町内各地で、私有地への無断立ち入り、車道に突然立ち入っての写真撮影、レンタル自転車による危険な運転などの問題が起こっています。
事故やトラブルなどが起こらないように、マナー対策の充実が必要です。
町では、多言語看板やポスターの設置などに取り組んでいますが、それだけでは不十分です。
参考になるのが、京都市が行っている取り組みです。
京都市では、この数年、守ってほしい習慣やマナーを、英語や中国語などでわかりやすく伝えるリーフレットを作成し、観光施設や宿泊施設で配布したり、外国人観光客向けの公式サイト、動画を活用した周知を行い、外国人観光客のマナー向上に成功しています。
観光庁のホームページでも、マナー啓発の動画が公開されています。
このようなリーフレットや動画なども活用した、外国人のマナー対策の充実が必要です。

答弁

多言語看板の設置で一定の成果　ガードマンを配備　SNSでも

観光課長

河口湖駅近くのコンビニ付近では、実施した４か国語表記の注意看板、英語の路上ペイントにより、一定の成果は出ています。

----------　　　　　　　　　　　　　　　　　　多言語看板　→

また、警察官や相談員が街頭指導を行っていますが、手が回らない状況です。
そのため、今議会に補正予算を計上し、町で、ガードマンを1人配備することにしています。
　また、ツイッターなどＳＮＳで、マナー順守の投稿を、頻繁に検索されるワードをつけて投稿するべく研究開始したところです。
　さらに、レンタサイクル業者などに、広報やホームページを通して、自転車ヘルメット導入と安全運行マナーについてよびかけをしていきます。

　　　　　　　　　

再質問

多くの看板設置は景観の問題も　バスや電車のなかでマナー説明を

山下

ガードマン配備の予算計上は良かったと思います。安全確保のための対応をお願いします。
また、看板設置は一定有効ですが、問題は、駅周辺だけでなく、河口湖畔など、町内の多くの場所で見受けられるということです。
看板を多くの場所に設置すれば、景観の問題も出てきます。
そもそも、根本的な解決のためには、外国人が当町に訪れる前の対応が重要です。
そこで提案したいのは、旅行会社や交通事業者に依頼して、バスや電車のなかでの簡単なマナー説明の実施です。
様々な方法で、系統的で粘り強い取り組みが必要です。

答弁

リーフレットを現在作成中　様々な方法を試していく

観光課長

現在作成中のリーフレットの配布をはじめ、ご提案いただいた様々な方法を試しながら、効果や反響に留意しながら取り組んでいきます。

再々質問

観光客と住民の両方が気持ちよく過ごせる持続可能な観光施策を

山下

外国人観光客が多く当町に来ていただけることは、町の経済にとってプラスであり、住民にとっても外国人と交流できる機会が増えるなどの良い点があります。
一方で、住民の暮らしや環境に不安をもたらすことがあってはならない。
観光客と住民の両方が気持ちよく過ごすことができる、持続可能な観光のあり方を見据えた施策をすすめていくべきです。

答弁

オーバーツーリズム対策も念頭に置きながら観光施策を考えていく

観光課長

今後は、観光施策や事業計画を練るうえで、オーバーツーリズム対策も念頭に置きながら考える必要があります。
これは、全国の観光地共通の悩みになっているようですので、アンテナを高くして、他地域の成功事例なども積極的に取り入れていきたいと思います。

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