6月9日の一般質問のなかで、私は、4~5月に日本共産党富士河口湖町委員会が保護者のみなさんなどを対象に行った「学校臨時休校についてのアンケート」に寄せられた声を紹介しながら、再開された学校における子どもたちの支援体制の強化を求めました。
「休校中の家庭へのフォローがなく、家庭の学習に関する責任を家庭に背負わせすぎで、自分も子どももストレスを感じている」
「子どもがゲームや動画を長時間見ていることが多くてつい叱ってしまう」など、長期の臨時休校が、学力面、体力面、心理面などにおいて、子どもたちや保護者のみなさんに与えた影響は少なくありません。
再開された学校において、子どもたち1人ひとりの状況を、面談やアンケートなどでつかむなど、子どもたちの心のケアをきめ細やかに行っていくことが求められますが、通常でも多忙な教職員のみなさんが対応するのは限界があります。
町教育委員会に対し、学校現場への支援をどのように行っているか聞きました。
これに対し、「休校中の子どもたちの心身の状態を的確に把握し、適切な声かけや励まし、学習課題のチェックなどを行うよう学校に指示した」
「再開後の学校においても、子どもたち1人ひとりときめ細やかに接し、個別に面談を行うなど、悩みや不安などに耳を傾けるような体制を各学校で構築するように指示を行った」
「問題が生じた学校に、教育委員会所属のスクールソーシャルワーカーや就学支援員を派遣する体制を整え、また、教育センターの相談体制の充実を命じている」などの教育長答弁がありました。
再々質問では、学校現場における感染対策のための消耗品購入の費用の確保を求めました。
教育長から「いまのところ、今年度予算で対応できているが、厳しい状況が発生した場合は補正予算で対応する」との答弁がありました。
6月10日の文教社会常任委員会において「学校で過ごす時、登下校時などに、感染対策としてマスク着用を、子どもたちに徹底しているが、特に登下校時には熱中症の危険もある。
子どもたちや保護者にそれらの対策の両立を徹底する必要がある」と質問。
教育長は「学校での指導とともに、保護者にもご協力いただくための情報提供を行っていく。
登下校中においては、密になる場所もあり、難しさもある」と答弁しました。
また、学校行事について、各学校で工夫して実施できるような対応を求めました。
教育長より「運動会や学園祭などは、極力実施する方向で、感染対策、時間短縮などの対応を協議している。
修学旅行も、実施を前提に、学校にお願いしている」などの答弁がありました。
∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞------∞
雇用、中小企業の資金繰り、医療・福祉の困りごと、生活保護、教育、子育て支援、農業など…1人で悩まず、ご相談ください。
連絡先は次のとおりです。
山下利夫 TEL・FAX 0555-72-3574