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こんにちは山下です

山下としおニュース242号
2018年12月23日



簡易水道における黒字追求は、町民負担を際限なく大きくする

12月5日本会議で、旧足和田村地域の水道料金引き上げ案に反対


12月議会初日の5日、旧足和田村地域の水道料金を引き上げる「富士河口湖町簡易水道給水条例の一部を改正する条例案」が、賛成14、反対1で可決されました。
私は、次の内容の討論を行い反対しました。

議案第86号、簡易水道給水条例の一部を改正する条例の制定について反対の立場で討論を行います。
この条例案は、来年度から、旧足和田村地域(足和田簡易水道)の水道料金を改定し、基本料金、ならびに使用水量21立方メートル以上に課される超過料金ともに引き上げる案となっています。


30%前後の引き上げ


たとえば、口径13mmの場合、2か月の使用水量28立方メートルで計算して、現行料金1280円から1676円に(30.9%)引き上げ、口径20mmの場合、2か月の使用水量59立方メートルで計算して、現行料金2720円から3438円に(26.4%)引き上げとなっています。 反対の理由は、ほぼ給水条例(前号をご参照ください)と同じですが、特に、協調すべき点を述べます。
足和田簡易水道の超過料金は、使用水量に関わらず、1立方メートル40円ですが、今回の改定は、それを1立方メートル52円に引き上げるものとなっており、とりわけ冬期における超過料金の負担増加は家計を圧迫します。
また、料金改定の理由として、黒字経営の維持が挙げられていますが、給水人口の少ない簡易水道において、黒字を追求することは、際限なく、町民負担が大きくなることになります。
会計の不足が生じた場合は、2017年度に一般運営費として378万円の繰り入れを行ったように、事業運営費繰り入れとして、一般会計から繰り入れるべきであり、料金引き上げを行うべきではないと考えます。


国庫補助の継続を国に要望を


国は、簡易水道への国庫補助を打ち切る方針のようですが、もしそのようになれば、老朽管の更新や水道施設の整備を行っていくことが困難になります。
国庫補助の継続を国に要望していくことを求めて討論を終わります。


十分な説明も意見聴取も行われず


前号の船津・小立・勝山地区、今号の旧足和田村地域の水道料金引き上げの条例改正案の審議に先立ち、10月から11月にかけて、住民説明会が行われました。
しかし、船津地区、小立地区、勝山地区、足和田地区での説明会の参加者はどこも10人以下であり、十分な説明が行われたとは言えません。
また、多数の参加があった大口利用者への説明会では「具体的な財政指標などの提示がない説明では、なぜ料金改定が必要なのかわからない」などの声が出されました。
(この声を受け、町ホームページに、詳細な財政シミュレーションの結果が掲載されました)
町民のみなさんに、説明も意見聴取も十分行われないまま、議会で決めてしまったことは残念です。
他の議員は、この問題について、ほぼ質問もしないまま賛成しました。まったく理解できません。
また、住民説明会での水道課の説明は、「料金引き上げは、水道審議会で方向が決定したものであり、この内容でお願いしたい」というものでした。
しかし、私も水道審議会の委員として、また、議会でも、見直しを求めましたが、「見直しはできない。この料金改定案でお願いしたい」との回答が繰り返されるばかりでした。
町は一方的に案を押しつけるのでなく、説明や協議を十分に行うことを求めていかなければと思いました。


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