2016年は大変お世話になりました。
2017年も、みなさんの願いを届け、「住民が主人公」の政治に変えていくために、がんばります。
今号より、12月議会で私が行った一般質問の要旨をご紹介します。
2016年3月、富士山噴火発生時の避難先が決定されました。
富士河口湖町は、山梨市に12000人、笛吹市に7000人、市川三郷町に2000人、富士川町に2000人、その他県施設などに約3200人が避難するとされています。
さらに、船津・浅川・小立地区は山梨市と笛吹市、勝山地区は山梨市、大石・河口地区は笛吹市と市川三郷町と富士川町、足和田地区と上九一色地区は市川三郷町と富士川町というように、おおまかな地区割りも決められています。
しかし、具体的にどこにどのように避難するかは、十分に町民に周知されておらず、いざというときに、どこにどのように避難するのか、町民にはわからない状況です。
噴火の場合、噴火の規模や場所などによって避難場所が変わるため、いくつかのパターンを想定して、避難場所と避難方法を決め、町民のみなさんに周知する必要があると考えますが、いかがですか。
今年3月に富士北麓市町村の国中方面の避難先市町村が決定し、それを受けて、当町でも、個別避難計画を検討してきました。
その素案はほぼできあがり、現在、避難先の市町との調整を行っています。
この個別避難計画は、避難時期と避難先の方針、具体的な避難先、避難先での受け入れ手順、避難施設名などとなっています。
噴火発生時には、この計画にもとづいて避難を行うことになりますので、この内容を町民のみなさんに周知していきます。
具体的には、避難施設名なども明記したわかりやすい広域避難マップにして、全戸配布していきたいと思っています。
マップの配布は町として実施すべき大切な事業ですが、具体的にどのような経路で避難するのかを考えるのは難しいと思います。
そこで、噴火発生時のシミュレーション(図上訓練)を行っていくことが実際の災害時に役立つと考えますが。
私も、図上訓練には参加したことがありますが、非常に意義があると感じています。
しかし、実施のためのノウハウなどが足りない状況ですので、専門家の助言を受けながら、検討していきます。
富士山噴火は、噴火場所などによって、避難方法なども変わってきます。
柔軟な対応のためには、基礎知識が必要です。
たとえば、火砕流、溶岩流などの違い、噴火の歴史など。
広報やホームページでの紹介なども行われてきましたが、まだまだ日常的に噴火についての基礎知識に触れる機会は少なく、そういう機会を増やしていく取り組みを求めるものです。
全戸配布したパンフレット「富士山火山災害に備える」を使った説明、町の学芸員による「世界遺産富士山講座」などを引き続き行っていきます。
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