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こんにちは山下です

山下としおニュース159号
2016年6月19日



目的の議論もなく、海外視察に議員1人30万円補助町民の理解得られない 本会議で反対討論を行いました


今年7月に、町の事業として、友好都市ツェルマット村(スイス)への訪問・視察が予定されています。
もともとこの事業は、昨年11月に友好都市協定締結のために、ツェルマット村から村長はじめ4人が当町を訪問したことへの返礼として、町長や担当課長など4人がツェルマットを訪問し交流する事業として、当初予算に計上されています。
しかし、3月の全員協議会で、突然、町より、議員全員に参加のよびかけがあり、しかも、参加議員には1人30万円程度の補助を出すと、説明がありました。
私は、議会で視察目的の議論も行われておらず、補助額が高額であることから反対しましたが、全員協議会で、この補助を予算化する方向性が決まりました。
それを受け、6月議会に、1人30万円、参加議員7人分210万円の補助を含む補正予算案が、町より提案され、6月15日の本会議で採決が行われました。
結果は、賛成15、反対2で可決。私は、以下の討論を行い、反対しました。


「平成28年度富士河口湖町一般会計補正予算(第2号)」への反対討論(全文)


反対の理由は1点、友好都市交流実行委員会補助金が計上されていることです。
総務常任委員会での説明では、補正額のうち210万円は、7月に予定されている友好都市ツェルマット訪問・視察に参加する議員7人への補助金であり、1人30万円を上限として補助されるとの説明がありました。
私は、友好都市を視察し、世界有数の観光地であるツェルマットから学ぶことは意義あることだと思います。
しかし、議員の海外視察に対し、1人30万円、総額210万円という高額の補助を、公費から支出することについて、慎重に検討する必要があります。
公費をつかって視察を実施する場合には、


①その目的を明確にすること、
②公費からの支出はできる限り抑制すること、
③視察の内容や学んだことを町民に報告するとともに、その後の議員活動にいかしていくこと


以上が、町民の理解を得るために大切だと考えます。

とりわけ海外視察の場合は、費用が高額であることから、目的が具体的であることが不可欠です。
しかし、今回の海外視察の目的を、議会においてほとんど議論されていません。
全員協議会で、執行部から視察の説明があったのみです。
また、公費からの支出を抑える努力も不十分です。
私は3月の全員協議会で、毎年行っている県外研修を中止し、議員負担で毎月積み立てている積立金を活用することや、議会費のなかの研修補助を充てるなどにより、公費からの支出を抑えることを提案しましたが、それは検討されていません。
以上の理由により、今回の海外視察への補助210万円は、町民の理解を得られるものではないと考えますので、この補正予算案に反対です。
議会において、視察の目的を議論すること、補助額の見直しを行うことを求めて討論を終わります。


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