今年7月に、町の事業として、友好都市ツェルマット村(スイス)への訪問・視察が予定されています。
もともとこの事業は、昨年11月に友好都市協定締結のために、ツェルマット村から村長はじめ4人が当町を訪問したことへの返礼として、町長や担当課長など4人がツェルマットを訪問し交流する事業として、当初予算に計上されています。
しかし、3月の全員協議会で、突然、町より、議員全員に参加のよびかけがあり、しかも、参加議員には1人30万円程度の補助を出すと、説明がありました。
私は、議会で視察目的の議論も行われておらず、補助額が高額であることから反対しましたが、全員協議会で、この補助を予算化する方向性が決まりました。
それを受け、6月議会に、1人30万円、参加議員7人分210万円の補助を含む補正予算案が、町より提案され、6月15日の本会議で採決が行われました。
結果は、賛成15、反対2で可決。私は、以下の討論を行い、反対しました。
以上が、町民の理解を得るために大切だと考えます。
とりわけ海外視察の場合は、費用が高額であることから、目的が具体的であることが不可欠です。
しかし、今回の海外視察の目的を、議会においてほとんど議論されていません。
全員協議会で、執行部から視察の説明があったのみです。
また、公費からの支出を抑える努力も不十分です。
私は3月の全員協議会で、毎年行っている県外研修を中止し、議員負担で毎月積み立てている積立金を活用することや、議会費のなかの研修補助を充てるなどにより、公費からの支出を抑えることを提案しましたが、それは検討されていません。
以上の理由により、今回の海外視察への補助210万円は、町民の理解を得られるものではないと考えますので、この補正予算案に反対です。
議会において、視察の目的を議論すること、補助額の見直しを行うことを求めて討論を終わります。
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