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こんにちは山下です

山下としおニュース152号
2016年4月3日



来年秋予定の町議選後の議員報酬引き上げ方針を全員協議会で決定


県内町村議の活動日数は1か月6日


報酬上げるなら議会改革の議論が必須
現状では報酬引き上げは認められない

3月17日の全員協議会で、富士河口湖町議会議員の報酬を、来年秋に予定されている町議選後に、月額1万7000円引き上げる方針が賛成多数で決定されました。
現在の富士河口湖町議会の議員報酬は月額15万7000円です。
この額は、山梨県内の町村議員報酬の平均額15万1571円、全国の町村議員報酬の平均額21万449円と比較しても、決して高いとは言えません。
しかしながら、富士河口湖町議会の現状などを見れば、報酬引き上げを実施すべきではないと考えます。
私は、以下の4つの理由を述べ、この決定には反対しました。


① 合併前に「戻す」との考え方は明文化されておらず成り立たない


この報酬引き上げの議論は、数年前に、あるベテラン議員が、「10数年前(2003年)に、富士河口湖町に合併したときに、一時的に議員数が大幅に増えたため、議員報酬を旧河口湖町のときの月額17万4000円から15万7000円に下げた。しかし、定数を18に削減したら戻すという約束だった」と述べたことにより始まりました。
つまり、「引き上げる」のではなく、「戻す」のだから議論の余地はない、ということです。
しかし、そのことは、条例にも規則にも書かれていません。
しかも、定数を18に削減したのは、約10年前です。いま「戻す」という考えは成り立ちません。
予算を増額することになり、「引き上げる」ことになります。


② 県内町村議員の活動日数は1か月6日 これで報酬は上げられない


2015年7月3日、山梨県町村議会議長会が設置した研究会は、「町村議会議員の報酬適正化に関する調査・研究結果報告書」を発表しました。
これは、県内のすべての町村議会議員が、2014年8、9、10月の活動時間の記録(議会や行事、研修などへの出席、議会質問準備、住民要望活動など)を提出し、それにもとづき、議員の活動日数を明らかにし、議員報酬のあり方について、調査・研究を行った結果がまとめられたものです。
これによれば、県内の町村議員の活動日数は、3か月で約140時間。
一日8時間として計算すれば、3か月の活動日数は17.5日であり、1か月にすれば約6日です。積算の対象となっていない活動もあり、単純には言えない部分もありますが、この活動日数で、報酬を上げることができるでしょうか。
(なお、この日数は、県内町村議員の平均であり、議員によって差があると予想されます。ちなみに私は、3か月で約500時間でした)


③ 一般質問2,3人 委員会も発言しない議員も
議会改革の議論こそ


前述の町村議会議員の報酬適正化に関する報告書では、「議会改革を推進し、議案調査や政策立案、行政の監視などの活動が増加するならば、ほかの就労ができなくなるため、生活保障のため、議員報酬引き上げが考えられる」という趣旨でまとめています。
富士河口湖町議会の現状を見れば、一般質問はだいたい2、3人で、委員会でも全員協議会でもほとんど発言しない議員もいます。
いま必要なのは、この現状を変え、議会改革を進めていく議論であり、報酬引き上げを先行して決めることは到底認められません。


④ 町民負担増にモノ言わぬ議会 議員報酬増でなく町民生活支援を


国保税や介護保険料などの値上げが町から提案されても、ほとんどの議員が意見も言わず賛成しています。
それなのに、なぜ議員報酬引き上げなのでしょうか。そんな予算があるなら、町民生活が大変ないま、町民の生活支援に予算を使うべきです。


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