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こんにちは山下です

山下としおニュース146号
2016年1月17日



前号に引き続き、12月議会での一般質問をご紹介していきます。


一般質問③

酪農家への支援強化を

答弁(農林課長)

水道料金の軽減は継続を視野に入れて検討


質問と答弁の要旨をご紹介します。


質問

富士ヶ嶺地区は、県内有数の酪農地帯です。
しかし、近年、酪農家数は激減しています。
円安による飼料(えさ)代の高騰などが経営を圧迫する一方、乳価は多少上がっても、経費の増加に追いつかないのが現状です。
酪農は一日でも休むことができません。
しかし、中小農家は、人を雇うことも経費の面で難しく、家族でほとんど休まず働いているのが現状です。
そのような厳しい環境のなか、若者が後を継ごうと思っても困難です。
ある酪農家の方は、「このままでは酪農家はさらに減ってしまう。せめて経営が成り立つように支援してほしい」とおっしゃていました。
抜本的な解決には、国の農業政策の転換が必要ですが、町としても、県や関係機関と連携して、飼料代への補助、酪農ヘルパー制度への補助など、支援強化を求めます。


答弁(農林課長)

質問のとおり、全国的にも、富士ヶ地区においても、酪農家数は減少しています。
その背景には、後継者不足、飼料価格の高騰や乳価の低迷、高齢化により多岐にわたる酪農作業の継続が困難になるなどの現状があります。
当町では、休養や研修機会の確保のために、酪農ヘルパー利用組合への補助、2014年7月より、畜産業経営の救済措置として水道料金の軽減などを行っています。
この水道料金の軽減は、2016年2月で終了予定ですが、畜産経費全般の値上がりやTPP問題への不安などもあるなかで、継続を視野に入れて検討したいと思います。
飼料代については、現在、配合飼料価格安定制度にもとづき、国、飼料メーカー、農家により基金の積み立てを行い、直近の1年の平均飼料価格を上回る場合に補てんを行っています。
農家や関係者の努力で全国トップクラスにまで成長してきた富士ヶ嶺の酪農業の継続発展のため、県や関係機関との連携を強め、より効果的な支援を検討していきます。


再質問

飼料価格は高止まり 配合飼料価格安定制度の対象になりにくい

配合飼料価格安定制度には、通常補てんと異常補てんの2種類があり、いずれも前年より平均飼料価格が値上がりしたときに補てんを行うものです。
近年は、飼料価格は高止まりしており、この制度による補てんの対象になりにくいのが現状です。
しかも、国が負担するのは、値上がり幅が大きいときの異常補てんのみであり、通常補てんは、農家と飼料メーカーの拠出によってまかなわれています。
飼料価格の高止まりの状況に対して、抜本的な救済措置を講じることが必要です。
国への要望も含めて、検討していくことを求めます。


答弁(農林課長)

国への要望を行っていく


今後機会あるごとに、県を通じ、国への要望を行っていきたいと思います。


再々質問

ヘルパー利用 数万円の負担


酪農ヘルパーの利用は広がっているものの、まだまだ利用がしづらい面があります。
それは、1日ヘルパーを利用すれば、農家の規模によっても異なりますが、だいたい数万円の負担がかかることが大きな原因です。
酪農に新規に就農しようという若者が、休みが取れず、自分の時間がもちにくい現状に、やむなく断念する場合も少なくありません。
関係機関と連携しながら、酪農家のヘルパー利用にかかる負担軽減策を検討していくことをつよく求めます。


答弁(農林課長)

公平性も考え検討していく


現在、酪農ヘルパー利用組合の加入率は78パーセントです。
すべての農家にその恩恵が行きわたる方法を、関係機関に指導、助言を求めながら、検討していきます。


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